もみじの新芽に赤い虫がびっしり虫嫌いな園芸初心者のアブラムシ対策
今も昔も多くの人に愛されているもみじ。紅葉はもちろん新芽も美しく、一年を通して楽しむことができる樹木です。種類も豊富でシンボルツリーとしも人気です。
しかし、樹木を育てると必ずついて回る問題は病気や害虫の被害。綺麗な木を眺めていると、『ぎゃ~虫がついている!?』この虫何?どうすればいいの?なんてちょっとパニックになる事が私は度々あります。私のように園芸素人は虫の名前や対処法がわからず困ることも多いと思います。今回はもみじの新芽の時期についたアブラムシの対処法をご紹介します。
他の害虫被害についての記事もあります。カイガラムシの対処法についてはこちらの記事↓をぜひ読んでみてください。
ソヨゴが元気なくアリが多い場合はカイガラムシの可能性 見つけた時の対処法 - にわぱぱfun (niwapapa.com)
もみじの基本情報
形態 | 高木 |
樹高 | 5~25m |
開花期 | 4月中旬~5月上旬 |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 弱い |
病気 | うどんこ病・すす病 |
害虫 | アブラムシ・テッポウムシなど |
アブラムシって?
アブラムシはカメムシ目アブラムシ科で、日本にも700種類以上が生息していると言われる害虫です。体の色も黄緑や黒褐色、体長は2~4㎜といろいろなアブラムシがいます。アブラムシは自分から出す排泄物でアリを引き寄せます。その甘さにひかれたアリはアブラムシを外敵から守ります。そのため、アリが多くいる場合や外敵であるテントウムシがいる場合は、アブラムシも一緒にいる可能性が高いのです。
アブラムシが湧く理由
アブラムシは、植物の新芽などにつき、植物の生育を阻害します。大量のアブラムシに侵された植物はやがて枯れてしまいます。アブラムシが発生する要因として下記の2点が言われています。
- 窒素分の多い肥料を与えすぎ
- 株間が狭く密植状態
窒素(N)は葉っぱや茎などの元となる葉緑素を作る時に必要な要素です。油かす、魚かす、尿素などに多くふくまれています。今回アブラムシの発生から、私は春と秋にあげていた油かすをやめ風通しを良くするために透かし選定をすることにしました。
アブラムシの駆除方法
アブラムシの駆除方法で効果的なのが殺虫剤です。我が家のもみじも、4月にあぶらむしが大量発生しましたが、殺虫剤で簡単に駆除することができました。薬剤は水で薄めて使う(希釈)タイプとそのまま使えるタイプがありますが、素人の私はそのまま使えるタイプを選択しました。殺虫剤初体験でしたが、なるべく風のない日を選び風下に立たないようにしながら、葉の先からしたたり落ちるぐらいたっぷりかけて、葉の裏や茎の付け根にまんべんなく吹きかけるだけと簡単です。粒タイプで根元にまくだけのものもあるので用途に合わせて選びましょう。アブラムシを発見したときは絶望しましたが、殺虫剤を使用して数時間後にはアブラムシの姿は見えなくなりました。
もみじについたアブラムシ対策のまとめ
もみじの新芽につくアブラムシ。アブラムシの繁殖力はすごいものなので、見つけた時にはすぐに駆除しなければなりません。駆除方法も吹きかけるだけのスプレータイプ、根元にまくだけの粒タイプの殺虫剤でとても簡単に対策できます。発見したときは慌ててしまう害虫ですが、アブラムシ対策を施しきれいなもみじを1年間通して楽しみましょう。