新緑の5月 ドウダンツツジに白い虫が大量発生‼虫の正体と我が家の対処法をご紹介
ドウダンツツジは、公園や一般家庭の生け垣に使われることも多く、丈夫で育てやすい人気の花木です。白い小さな花を鈴なりに咲かせる春・美しい新緑・真っ赤に紅葉する秋と季節によって表情を変えていくのも魅力です。今回は我が家のドウダンツツジが5月にカイガラムシと思われる害虫の被害にあった際の対処法をまとめました。
ドウダンツツジの基本情報
形態 | 低木 |
樹高 | 1~2m |
開花期 | 4月中旬~5月上旬 |
花色 | 白 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
注意が必要な害虫 | カミキリムシ・カイガラムシ |
注意が必要な病気 | サビ病・すす病 |
5月に白い虫に気づく その正体は
ドウダンツツジは3月から5月頃、葉が出ると同時か葉よりも先に花が咲きます。小さなすずらんのような白い花を鈴なりに咲かせとても見事です。
花が終わりを迎え、5月からは新緑のはずが、遠くから見ると白い点々が見えます
拡大すると・・・
ぎゃーーー!!白くて、細長くて、粉っぽい、見るからに虫です(T_T)/~~~
コナカイガラムシの卵嚢だと思います。木全体を見ると成虫と思われる虫もいました。
カイガラムシとは
カイガラムシは、ほとんどの庭木、果樹、観葉植物などに1年中発生する害虫で、カメムシの仲間です。カイガラムシの種類は多く、大きさや形は様々です。
カイガラムシの被害
カイガラムシが植物の汁を吸うことで生育が悪くなり、枝が枯れてしまうだけでなく、カイガラムシの排泄物が原因で「すす病」も発生します。すす病になると葉や枝が黒くなり外観を損なうだけでなく、光合成を妨げ発育を妨げてしまいます。見つけ次第ブラシでこすり落とすか、被害枝を切り取って処分します。
カイガラムシの発生要因
基本的に日当たりと風通しが悪い環境を好みます。込み合った枝は剪定して風通しを良くしておきましょう。
他のカイガラムシの記事もあります。今回の写真と形態が違う場合はこちらの記事↓をぜひ読んでみてください。
ソヨゴが元気なくアリが多い場合はカイガラムシの可能性 見つけた時の対処法 - にわぱぱfun (niwapapa.com)
我が家の対処法
ドウダンツツジは刈り込みを繰り返すことで枝が細かく広がり密度が高くなります。剪定時期としては、花が枯れ次第早めに剪定することで、来年の花芽を傷つける心配もありません。我が家は小さい子供がいること、手の届く位置に生け垣として植えてあることを考慮して、薬剤は使用せずに虫がついている葉や枝を剪定して処理しました。
一通り取り除いたつもりでも、時間をおいて見直すと沢山目につきます。めげずに何度か繰り返したところ、今のところは見当たりません。今後も定期的に確認して見つけ次第ブラシなどでこすり落としていこうとおもいます。
まとめ
ドウダンツツジは四季折々の魅力がある樹木です。比較的害虫に強いとされていますが、私のように悩まされている方もいらっしゃるとおもいます。害虫に邪魔されずに一年を通して楽しめるように、同じ被害で困っている方の参考になれれば幸いです。