ローメンテナンスで毎年夏には綺麗な花が楽しめる 矮性サルスベリの紹介

気温が40度近くまで上がることが、珍しいことではなくなった近年の日本の夏。暑さに蒸れ、雨、害虫など夏は花を美しく保つためにクリアしなければならない問題がたくさんあります。しかも夏の暑い日には庭の手入れの足も向かず、庭の美観が損なわれがちです(´;ω;`)今回は、そんな問題をクリアしてくれる夏の代表的な花木であるサルスベリの矮性種について紹介します。

夏の植物には色鮮やかなものが多い

夏は太陽の日差しが強烈で、土も乾きやすいことから、水を好む植物や繊細な柄の葉っぱを持つ植物は弱ったり枯れたりしてしまうものです。
一方で、夏に生育期を迎える植物は直射日光にも負けず、色とりどりの花を咲かせるものも多くあります。
そこで、夏の暑さと乾燥に強く、明るい色の花がないかと園芸店で探し矮性サルスベリ チカソ―を発見しました。

矮性(わいせい)とは?

矮性とは、動植物が近縁の生物の一般的な大きさよりも小型なまま成熟する性質を指します。
ガーデニング用語としてよく「矮性種」や「矮性植物」といった使われ方をしており、もともと草丈が高い植物を、交配などの品種改良により作られた背の低い種類や背の低い植物のことを意味しています。草丈は30cmくらいまでのものを一般的に矮性品種と呼ぶようです。

矮性種の魅力

  1. 狭い場所で育てられる
    小さな花壇やベランダでも矮性種であれば栽培が楽しめます。
  2. 手間がかからない
    大きく成長する植物は枝葉の処理が大変ですが、矮性種は手間がかからないことが多いです。

矮性品種がある植物

草花・・・・・・カスミソウ、キキョウ、キク、キンギョソウ、コスモス、スイートピー、ダリア、チューリップ、ダデシコ、ひまわり
樹木・・・・・・サルスベリ、モミジ、ローズマリー
野菜&果樹・・・イチジク、とまと、パパイヤ、ラズベリー、リンゴ

矮性サルスベリ・チカソ―の基本情報

分類落葉 低木
耐寒性耐寒性マイナス20度
耐暑性耐暑性がある 
日照条件日なた~半日陰
最高樹高60cm~80cm
成長速度遅い
鑑賞時期葉:秋に紅葉し冬に落葉
花:7月~9月まで長い間咲く

矮性サルスベリの特徴は、とにかく手間いらずというところです。我が家の花壇は西向きにあり、西日の影響を強く受けます。夏は気温が高いため植物への水やりは欠かせないのですが、我が家は子供が小さく毎朝慌ただしく水やりがままならないことも(´;ω;`)
それでも、毎年夏の間きれいな花を見せてくれます。鑑賞時期も長く、今年は10月上旬まで花を楽しむことができました。成長も遅く剪定しなくてもドーム型に整ってくれ、植えてから5年程経ちますがバスケットボール程度で収まります。剪定をしなくてもいいというのは本当に助かります。

まとめ

背の低い性質を指す「矮性」。矮性種の植物なら庭がなくても育てることができ、誰でもガーデニングを楽しめます。特に手間がかからず、夏の間キレイな花を咲かせてくれる矮性サルスベリはオススメですので是非栽培にチャレンジしてみてください。